【介護予防への取り組み】
『介護予防』とは、その名の通り「介護を必要としない状態をつくること」。また、すでに介護を受けている場合は、それ以上悪化させることなく前向きな生活が送れるよう、訓練に取り組むことをいいます。
近い将来、高齢者の4人に1人は要介護状態になると予想されており、そうなれば介護にかかる費用やご家族の体力的・精神的負担、介護される本人の苦痛も増える一方です。そこで私たちは、元気はつらつなお年寄りを増やすために、介護予防に積極的に取り組んでいます。

日本ゲーゴル協会において定められた、介護予防の代表的な運動です。専用の器具を用い、脳障害等の後遺症・認知症などあらゆる老人病の改善を目的としています。フラフープ・フィンガースポーツ・ゲーゴルゲーム・ゲーゴルビンゴわなげなどの機能別器具を使い分けて効果的な運動を行い、障害の改善や予防に役立たせます。
嚥下(飲込む)・摂食(噛む・飲み込む)機能が老化や病気により低下すると、食べ物が飲み込みにくくなり、むせることが増え、肺炎や脱水を起こすきっかけに。結果、食への興味もなくなりかねません。それらを防ぐため、食事の前に嚥下体操を行って口・舌・頬など体の部位を動かし「食べるぞ!」という気持ちの準備ができ、食べにくさを軽減されることがあります。

【栄養バランスを考えた手作り昼食】

【情緒を育てるカルチャー活動】

【積極的な屋外活動】

時には場所やムードを変えて、特別な時間を過ごすことも社会性・積極性の保持につながると考えています。
【ご家族の安心のために】
その他にも心配事や分からない点があれば、すぐにご連絡をいただけるような信頼関係を構築しているのです。これなら、ご家族の皆さんも安心ですよね。

介護保険ではカバーしきれない日常生活のさまざまな支援を行うのが「くらし助け合い活動」です。内容は掃除・料理・洗濯・買い物・ゴミ出し・布団干し、産前産後のお手伝い、外出支援、移動サービス(病院・役所・保育園などへの送迎)など実にさまざま。今後は、お年寄りや障害者に限らず、例えば働くお母さんの子育て支援(乳幼児や子ども一時預かりなど)なども積極的に行っていきます。
残念なことに、今の社会は精神障害者、自閉症者に対するケアはもとより、その病気に関する情報や存在の認識という基本的要素さえ乏しいのが現実です。また、ケアの難しさもあって事業者側が敬遠する場合もあります。加えて、障害を抱える人を家族が隠してしまうと、社会から断絶され適切なケアを受けられなくなってしまうのです。
「あたたかい心」では、精神障害者・自閉症者・学習・発達障害者(LD・ADHD)で悩み苦しんでいる方々の“社会参加”を目標に、メンタルケア先進国アメリカのノウハウを駆使して、画期的なサポートを行ってまいります。
現在、特に力を入れているのは「リウマチに対する理解」を広める活動です。
リウマチは辛い病気でありながらその痛みや大変さが目に見えないため、患っている人がひっそりと一人で苦しんでいる場合が少なくありません。そこで私たちは、この問題に取り組む仲間を増やすために勉強会を開催しています。
専門家による充実した講演内容は、毎回多くの方々にご好評をいただいております。今後も、患者さんご本人に来ていただける体に負担のかかりにくいスペースをご提供するなど、さまざまな施策を講じてまいります。